ふと履歴書を印刷しようと思ったのですが、プリンターがありませんでした。
幸いなことに、3Dプリンターを持っているのでBlenderで履歴書をモデリングして3Dプリンターで印刷してみようと思います。
履歴書をモデリング
3Dプリンターで印刷するため、基本的にすべてメッシュで作成しなければいけません。テクスチャに頼れないので地味に大変です。
日本語入力できるようにfont変更
まずは、履歴書を書くためにblender上で日本語フォントを利用できるように設定します。
まずはテキストオブジェクトを追加
画像のように「a」タブをクリックして、Regularの右横のフォルダアイコンをクリックします。
「msgothic.ttc」を選択します。
日本語が利用できるフォントであれば好きなもので問題ないです。
日本語を直接入力することはできないので、テキストエディタなどに入力した内容をコピペしてください。
試していませんが、日本語を直接入力できるようにしたアドオンも存在するようです。
テキストオブジェクトをメッシュに変換
文字を入力したら該当のテキストオブジェクトを選択して右クリック→Convert To → Meshで変換します。
写真をメッシュに変換
Love2D3Dというイラストを3D化してくれる有料アドオンを使いました。
500円で時短できると思えば安いと思います。(もちろん自分でモデリングするのも素晴らしいですが)
詳細は作者のwikiを読んでいただければと思いますが簡単に使い方を説明します。
まずはイラストを用意します。
本来は表面と裏面を用意しなければいけませんが、今回は履歴書なので表面だけを用意しました。
Love2D3Dアドオンを追加します。
Shift A > Mesh > Love2D3Dをクリック
用意した画像をFrontとBackにあてはめます。
OKをクリックしたら完成、パラメーターをいじることで境界を綺麗にすることはできるようですが、今回は手抜き(出来る範囲で黒の部分を削除しましたが。。。)
モデルをエクスポート
履歴書の紙や枠線を作り完成したらモデルをstl形式でエクスポートします。
↓が作成したモデルです。
3Dプリンター用に加工
3Dプリンターとスライサーソフト
stlファイルで出力したモデルを3Dプリントするためにスライサーソフトが必要になります。
私の使っている3DプリンターはANYCUBIC MEGA-Sです。(アマゾンセールで26,000円くらいで買いました)
ANYCUBIC MEGA-Sに対応しているスライサーソフトのUltimaker Curaを使いました。
スライサーソフトでサイズ設定
stlファイルをクリックして Ultimaker Cura を起動します。
このままでは小さいので自分の好きなサイズに変更します。
「Slice」ボタンをクリックしてファイルをSDカードに保存します。
続いて3DプリンターにSDカードをさして印刷します。
このとき注意が必要なのですが、ANYCUBIC MEGA-Sでは
データ名に日本語が含まれていると印刷できません。
絶対に英語で名付けてください。
印刷結果
印刷できました!!!
簡単に履歴書を印刷したい方はプリンターを買うことをオススメします…